ゴーストバスターズ(2016)はなぜつまらないのか?

80sの大ヒット作のリブート映画です。第1作のリメイクに近いですが、元ネタを知らない人でも全然大丈夫な内容。ただ私には正直マジで面白くなかった。まあおバカ映画としてビールを飲みながらぐらいがちょうどいいんじゃない?

 

 

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以下ネタバレ。

 

好きな部分を書くと、小学生的な視点だけど、過去作よりもビームを打つシーンが多いところ。、後半バトルの見せ方がザックスナイダーっぽかったところは好き。特に2丁拳銃のキメシーンとか。メカ担当の女優さんはとてもかっこいい。

3D で観たらオバケがドーン!は派手で下手なホラーばりに迫力あった。前半、初めてゴーストに会うあたりはぜんぜん面白い。たぶんそのテイストのゲームだったら相当楽しめたと思う。

典型的リア充のヘムズワースがネタキャラで出てくるあたりも楽しめた。最後のスリラーダンスもかっこよかったし。

 

ダメだったところは、ひたすらジョークを連発するおバカなネタの散漫さです。 ジョークは普通に面白いんだけどストーリーと関係ないのが多すぎて蛇足に感じる。 結局のところ私はこの散漫なギャグのノリで構成された女性4人のチームがあまり好きになれなかったのよ。演技はみんな抜群なんだけどね。。

それから話の流れが苦手。1作目っぽさを出しながら全否定していくように見えた。とにかく幽霊の存在が全く公に認められないという設定があって、市長とうまくいかなかったり、会社はちゃんとお金稼げているのかわかんなくてサクセス感がない部分とか、前作のキャラたちみたいに追い詰められてビジネスを起こしてヒーローになるっていう展開がないので、したたかさや痛快さを感じることはなかった。監督、脚本、編集などスタッフは本当にこの流れで面白いとおもっているのだろうか?ゴーストとの戦いは二の次、どうしてもジョークが出てきてしまうのでカタルシスがない。女性を主人公にして女性が共感を得られそうな展開にしているってこと?ここは誰かに解説してほしいです。

あとは意味のない前作出演者の再登場も寂しかったね。みんな出る必要あったのっていう退屈な役の連発。テレビ放送ならカットしても差し支えないレベルでしょ。

 

逆にこのノリが合うなら相当いい映画のはず。いわゆるおバカ映画としてワイワイしてるのが好きな人なら楽しめるんじゃないかな。実際現段階で Yahoo! 映画の点はかなり高いので、これから飲み会で俺が1人だけつまんなかったってつぶやいてみんなに Dis られる未来が見えたり。