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ブレア・ウィッチ・プロジェクトの正式続編ブレア・ウィッチは似て非なる良質POVホラー

魔女の森をさまようPOVホラーの続編。   前作のガチファンとして鑑賞。設定は同じで演出は全く違うが非常に怖かった。良作。   好きな点は、舞台をほぼ夜に振り切りPOV特有の暗闇の恐怖を充分に活かした構成。中盤から暗闇の森と穴と部屋をノンストップで押し切る展開はまばたきの隙もなく心拍数が上がり続けた。 前作から踏襲した見せないことで恐怖を引き起こすギリギリなカメラワークもアツい。手カメラ、耳カメラ、ドローンカメラ、固定カメラというガジェットのオンパレードにはPOVのジャンル的な成熟を感じる。そして最後の映像リプライズ演出もうまかった。 小ネタながら中盤の思わせぶりな足の傷も前作らしく謎の雰囲気を効果的に盛り上げている。   だが金字塔的な前作の完成度と比較すると、新規性は弱い。カメラの種類も人も増えたがドローンや固定カメラには全く恐怖要素がなかった。手カメラの切れ目をカット割りにするのも一部切りすぎな印象も。分かりやすく騒ぎ立てるだけのホラーのモブキャラは単純すぎて尺埋めかと思ってしまう。後半の穴に逃げる展開も恐怖に発展せず活かされない。本体を見せないために逆にドーンとびっくり系演出(ジャンプスケア)のパターンを駆使しているが、その回数はやや多い。まるでアトラクション的な怖さと書いている人が何人もいるのもうなづける。   すいません、いろいろ文句つけたけど、前作とは描こうとしている恐怖の種類が違うので、別の映画としてみるととても優れています。ホラーとしての出来は非常に良いです。