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結婚できない男

8月の中旬のお盆に実家へ帰ったら、母親が「あんたにそっくりなキャラが出ている話があるのよ!」なんて興奮していうのだが、俺は「ふーん」と関心なさげに答えていたら、勝手にビデオのスイッチを入れて見せ始めたドラマがあった。

『結婚できない男』

これ、面白い。

 

主人公の阿部寛が40代の独身男を演じているのだが、キャラの設定にリアリティがあってとにかく面白い。外見・収入・社会的地位がそろった彼は、一般的に女性にはモテそうだが、こだわりのある建築家で完璧主義なので性格がどこかおかしい。ああこんな人いるよねっていうところをたくさん持っていて、阿部寛がそれをコミカルに演じている。


・結婚はしないと公言し、女性に関心を示さない。人間関係を根本的に嫌がっている。

・うんちく好きでどんなことでも説明したがる。花火の仕組みは…、金魚掬いの極意は…、お好焼きの作り方は…っていちいちしゃべりすぎですよ!

・部屋で趣味のクラシックを大音響で聞いて興奮して指揮のまねを始める。

・しっかりとした食事を自ら作り、健康に気を使って青汁、牛乳などを飲んでいる。

・そうめんを茹で始めてから生姜がないと気が付いてわざわざ買いに行く。

・部屋の隅から隅から徹底的に掃除する。塵一つ落ちていない。

・プラモデルの部品を1つ無くしてしまったら、もう1セット買う。

・コンビニのポイントカードは持たず、薦められても毎回断る。

・スポーツクラブに通って肉体美を追求している。健康のためではないと言い張る。「自己実現というのは 自分のなかだけで完結することもあるんです」

・レンタルビデオ屋でB級の映画を借りて見ている。

・胃が痛い、お腹を壊したなど、すぐに病気なり、そして病院へ行く。

・知り合いと出会っても声をかけない。「何で声をかけないんですか?」と聞かれて、答えた理由が「話し掛けて話題がなかったら嫌でしょ」。

・普段は嫌味くさく皮肉ばかり言うが、根は優しい。


コメディなのでストーリーは1回完結で適当に見れる。最初は母親と一緒に録画を見ていたが、最後は「あれ、また見てるの?」なんてつっこまれるぐらいひとりで見ていた。

確かに似ている。。オレが偏屈にひとりで生きている姿に。。

「常識通り生きるなんて誰でもできますよ。

たとえ常識から外れても自分を貫き通すことに価値があると思いますね」

ひどい独り善がりだが、自分も同じセリフをどこかで言った気がする。。

阿部寛がひとりでステーキを焼いてワインを開けて満足げな表情で食事を始めるというどうでもいいディテールなんかが最高に笑えるのだ。

ああこれって俺だ。。

ほぼ全話録画して保存してあったので、結局全部見てしまった。

つーか俺に似てるって指摘する母親はヒドイ。。。