スーサイド・スクワッドつまんなかったのでハーレイクインロマンスに改題すべき

悪役集団を人外驚異と戦わせるアメコミ実写系映画。

バットマンvsスーパーマンと設定を一部共有していますが、本筋には関係ないので全然知らなくても観られます。

脚本・演出ともに弱く、正直あまりオススメはできないです。 ただハーレイ・クインだけは最高でした。


ネタバレ。

弱点は脚本・演出を総じてキャラ性の弱さですよ。悪役も魔女も含めて特殊能力の面白さを描いてないのでなぜこいつらが必要なのかが弱い印象。能力的に勝てるのかよくわからないのであっさり勝ったり負けたりする。特に最後の魔女とか能力全然使わないし弱すぎじゃない?ジョジョみたいな得手・不得手の駆け引きがあれば。。

編集は細切れで各シーンを詳細まで描ききらず。バトルでもただ殴るだけとかで特殊能力の派手さを際立たせないし。はじめて MX4D の意味あるのって思ってしまった。。

でもハーレイ・クインだけはズバ抜けて素晴らしい。ウィルスミスが主演だという噂は完全にウソで、ハーレイクイン役のマーゴット・ロビーが主演です。ハーレイ・クイン&ジョーカーのとこだけ切り取ってくれたら何回でも観られそう。ギラギラ演出のほとんどがこの2人のためにあったと言える。特に排水の絡みシーンがマジ神。セリフといい色彩といいなんたる官能!ヘリのシーンも楽しかったし、最後のおまけも興奮した。ここだけは間違いなく傑作。

バトルは退屈なシーンが多いけど、終始既成曲連発なのでノリノリ感はある。新旧問わず選出されたポピュラーミュージック映画としては爆発感があったのでサントラがほしい。

完全にハーレイ・クイン&ジョーカーを楽しむための映画です。